社員が伝える「仕事紹介」組立
現場で手を動かすほどに、
技術者としての視野が広がっていく。
現場で手を動かすほどに、
技術者としての視野が広がっていく。
現場で手を動かすほどに、
技術者としての視野が広がっていく。
製作課/製造係
組立担当
2017年入社
珍しい技術に触れたいと思い、ヘリウムリーク検査に魅力を感じてマルナカへ。競合が少なく、将来性を感じられたことも入社の決め手に。現在は製作課で、装置の組立から据え付けまで幅広く担当している。
設備の組み立てから配線・配管、漏れ検査や測定、そして完成後の据え付けまで一通りの作業に取り組んでいます。状況によってはお客様先へ出向き、機器の設置や設置後に傾きなどを微調整する「レベル出し」と呼ばれる作業を行うこともあります。製品は都度仕様が異なり、設置環境によって対応内容も変わるため、作業には柔軟さが求められます。小型装置なら1〜2ヶ月、大型の場合は半年近くかかることも。
以前、とある設備を納品した際、営業を通じて「現場の作業員の方から評判が良かった」と聞いたときは、素直にうれしかったですね。設計通りに組むだけではなく、現場の使いやすさまで想像して仕上げる。その積み重ねが、品質にも信頼にもつながっていくと感じています。
私が扱っているのは、目に見えない「ガスの漏れ」。だからこそ、数値や変化をもとに状況を想像しながら、一つひとつ確かめていく作業が必要になります。入社当初はガスに関する知識もなく、全てが手探り。配管の中を想像しながら一つずつチェックしていく作業は、正直かなり難しかったですね。しかし、少しずつ仕組みが理解できるようになり、自分の仮説どおりに漏れ箇所を見つけたときは、本当に達成感がありました。
完全な「ゼロ漏れ」はほぼ不可能なため、圧力や容積、時間から数値を出し、どの程度まで許容できるかを判断します。最終的には検査機で微細な漏れを吸い込み、反応を確認することもあります。目に見えないものを扱う仕事。だからこそ、図面や現物を丁寧に見て、確実に工程を進めていく力が求められます。
今後は電気設計にも挑戦し、自分で組み立てた設備を、自分の作ったプログラムで動かせるようになりたいと考えています。現在は製造工程を担当していますが、設備全体を理解することで、関われる領域を広げていけるのではないかと思っています。
マルナカには異業種出身の社員も多く、自分のように中途で入ってもなじみやすい雰囲気があります。工場は清潔で作業環境も快適。冗談を交わせる上司もいて、適度な距離感の中で働くことができています。
社長の姿を見ていると、「お客様のために動く」という考えがごく自然に伝わってきます。自分もそんなふうに、人のために動ける技術者になりたい。同じ方向を見据えながら、自分なりにできることを積み重ねていきたいですね。